2020−2021年度　　会長　後藤 敏文

はじめに新型コロナウイルス感染症の拡大により、去る4月16日に緊急事態宣言が全国に発令されました。現在、深刻な影響を受けている会員の方々がおられる中で、会長方針をどこまで示していいのか悩みました。感染症の恐怖と戦いながら、お仕事をされている会員の方々、そして事業所の継続が難しく、今までに経験のない先の見えない不安と絶望感に襲われている会員の方々がおられる中で、他者や地域などへの寄付目標額や奉仕活動、事業計画などを示させていただく事をお許しいただきたいと思います。
　今年の1月に当クラブは、創立６０周年を迎えることができました。ひとえにチャーターメンバーをはじめ、会員の方々のご努力とそれを支えるご家族や従業員の皆様の深いご理解があったからこそだと思います。この歴史あるクラブの会長を拝命することになり、身の引き締まる思いです。
　２０２０−２０２１年度ＲＩ会長のホルガー・クナーク氏が掲げたテーマは「ロータリーは機会の扉を開く」です。ロータリーとはクラブに入会するというだけでなく、「無限の機会の招待である」。数字を掲げて成長を求めることはしません。その代わりに有機的、かつ持続可能な形でいかにロータリーを成長させるかを考えてください。と提唱されました。
　第２８２０地区の池田正純ガバナーーのスローガンは「ロータリアンのイノベーション・磨こう人間力！」です。ロータリーは変わらなければなりません。変わるべき時は今なのです。課題に立ち向かい、若い人に扉を開けてください。特に若い人は環境問題に敏感なので、断固たる行動をとりながら環境問題にも取り組んでいきましょう。と提唱されました。
　私が当クラブに入会して、一番に感じたことがあります。それは、さり気ない「思いやり」です。私自身も思いやりを受けましたし、人への無償の思いやりを目の当たりにし、温かい気持ちになったことを覚えています。そんな会員の方々と親睦を深めれば深めるほど、それを強く感じました。また、人の話を聞かずマイペースな方など個性的な方たちばかりでした。そんな常陸太田ロータリークラブの皆様が大好きで、職業柄、例会時間や活動日のほとんどが書き入れ時と重なり、このまま続けられるのかと思ったときもありましたが、皆様とつながっていたい気持ちの方が勝り、現在に至りました。
そういう思いから、今年度のクラブテーマを「尊重しあう仲間と思いやりの心でロータリー活動を」といたしました。
　この一年間、身の引き締まる思いですが、皆様と一緒であれば不安はありません。どうぞよろしくお願いいたします。
　

----------------------------------------------------------------------------------------

◆2020-2021年度　クラブ目標

1.    ロータリー財団　1人150＄（年次寄付130＄･ポリオプラス20＄）

2.    会員増強･会員維持率の向上　純増１名

3.    米山記念奨学会への支援　25,000円/1人（普通寄付5,000円/1人含む）

4.    ベネファクター　1,000＄寄付１名